都市の隠れ家

鉄骨造3階建
施工面積25坪
都市部で3階建以上の建物と住宅が混ざり敷地いっぱいに建物が建っている地域にあり、前面道路が狭く都市の中のカオスの中に隠れ家的な空間を考えました。狭い敷地なので規制いっぱいの容積を確保しました。形が三角なのは、北側斜線のためで、ハンデを逆に楽しい空間を作るためのモチーフとしています。

自動車2台が止めることが条件でしたので2階部分がせり出す形になっています。


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駐車場と庭を設けたため狭くなった1階に水回りを持ってきました。ガラスの壁で仕切ることにより狭さを感じさせないのと、内装の仕上げを素材・色彩を多用することで楽しくて気持ちのいい水回り空間を実現します。

シースルーの階段・天井・庭・欄間より光が漏れるようにして採光します。狭くても収納を充実するためにスペースを探して作り付けの家具や棚を装備しています。


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リビングの上に個室を浮遊させ、部屋と床の隙間からも3階のトップライトからの光を落とします。一段下がったピットリビングにすることにより狭いが豊かな空間を出現します。キッチンは、調理行為や細々したものを隠し、色を床共々黒くしテーブルだけを浮かし食べる行為を見せていくデザインにしました。

1階の玄関に光を落とすために透明の樹脂グレーチングに強化曇りガラスを配置し、キッチン用品が隠れるようにコンパクトにデザインされた作り付け家具が装備されています。


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リビングに浮かんで見えた個室です。壁面は、薄い色の装飾が施した壁紙が張られ、特別な空間であると予感できます。ガラスの床で繋がり、特別な都市の中の空間として、家族の成長とともに変化していきます。


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屋上には、トップライトのハッチより出入りします。植物を育てたりパーティーを開いたり、都市の中でのコンパクトでプライベートな外部空間として楽しみます。

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