光庭の家 

鉄骨3階建
施工面積35坪
都市部にたつ2世帯住居です。近隣は3階以上の建物が多くありプライバシーを保ちつつ明るくて風通しのいい建物を考えました。若夫婦のため可変性のあるプランニングを提案し京都らしい建物をデザインしました。

1階部分をガレージにするために端の柱を設けませんでした。車の出し入れがしやすくなったことと、交差点の見晴らしが良くなっと好評を得ることができました。

屋根を薄く見せることが京都デザインの真髄です。横樋を隠すために軒先きと一体の樋を製作しました。


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京都では細長いプランに対応するために坪庭を多用して光と風を導きますが、坪庭を建物にいれたらという発想で、トプライトからの光が床を光の通す素材にして1階の洗面室まで光を染み込ませるデザインをしました。

鉄骨の小口径部材とブレースを多用したスケルトンモノコック構造により木造のディテールに近づけました。。

キッチン使い勝手とリビングの関係を模型を使って検討しました。当初は、円形のピットリビングが浮かんだ状態から光が降り注んでいます。


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3階が浮かんでいるよう見せ軽くて気持ちの良い空間を目指しています。2階と3階の隙間にトップライトが仕込まれて浮遊感を増しています。開口は、北麺と南面のみですがトップライトで十分な明るさを確保しています。床のフローリングをできるだけ赤いものと光床の半透明と樹脂グレーチングの薄い緑にして残りは白色の3つに絞りました。
間口が狭く長細い空間は、閉鎖的になりやすく、吹き抜けやワンルームにして開放感を与えますがこの家には浮遊感をとりいれてデザインをしました。また、家具を作り付けにして開放性を増幅しています。リビングピットやベンチソファーは、コンパクトに細長いプランに落とし込みができ、また、その下を収納にしました。

3階の天井も船底にすることにより浮遊感を増し、都市の密度が高く細長いプランでも、軽くて明るい空間を実現しています。

食洗機をシンクの隣に設置しました。下部の収納は可動式で出し入れがしやすく、ゴミ分別にも対応しています。限られたスペースにキッチン用品を収めるために作り付けの家具をデザインしましたがフレーム型のシンクを加工したものを使いコスト調整をしています。

階段室は暗くなりがちでが蹴上板をなくし光が入り込むようにしています。


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若い家族のため用途を規定しないで寝る場所が変えられるようにフリースペースからの出発です。


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お祖母様の個室です。中庭と接しミニキッチンを配置して、独立性を確保しています。
引込み戸全開で玄関とガレージがつながります。

トッブライトの光が最下階の洗面室まで降り注ぎます。ユニットバスは、他の部屋同様ホワイトで統一しホワイトで統一したユニバーサルデザインのスピリチャルモードです。

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