森の中の家 

木造2階建
施工面積12坪
都市に面する森の中にある単身用の住宅です。4人家族の標準家族から多様な家族構成の時代に入りより生活を楽しむためのニーズが高まっています。都市の慌ただしさから離れ自然の中のスローライフを満喫するために探された土地です。風致地区で規制が厳しい所ですが楽しむための空間を追求しました。

当初、家の中央に立った時180度パノラマの森の風景が視線に入るよう横長のサッシを考えましたが、熱損失と森の樹木全体と空と2階からも風景が欲しいため吹き抜けいっぱいの開口と最小限の面積を探りながら開口の大きさを決めました。
山間部で湿気が心配なため逆張りのベタ基礎にし高床で湿気を入れないようにしました。また竹炭を敷き湿気の調整と防虫、断熱対策をしています。


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規制により建坪12坪という条件の元、吹き抜けを駆使してワンルームにし狭小物件であることが感じないようデザインしました。森林に面しての背の高い開口はどこからも緑が飛び込んできて気持ちの依倚空間です。サッシは、上面が嵌め殺しで仮面が引き違いで。枠が細く見えるものを選んでいます。外部での食事等も余裕でできるように建物と同じくらいの広さのテラスを設けています。

プライベートが守られる森林側に大きな開口をきな開口を持ってきましたが、日差しの調整にパーーチカルブラインドを用います。


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曲がった天然木が踊る空間
腰壁で仕切られた床は、森の中で浮遊している感じがする特別な空間です。トップライトからは、月明かりや星空観察を楽しみます。

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とっておきの場所をスケルトンにする
森を眺めながら森林浴をするためにリビングの中にスケルトンな浴室を配置しました。タイルの色は、部屋の色と合わせ一体感を持たせ、洗面スペースを広めに取り、観葉植物を置き部屋をジャングルのようにしつらえます。

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曲がった天然木の空間は、お客様の憧れでした。手摺・洋服立て・テーブルと逆にうるさくないように真っ直ぐににカンナがかかった板とバランス良く配置しました。
スケルトンの階段にして、階段下を扉なしの収納スペースにして部屋の広がりを増すようにしてます。

北海道産の天然木は、家具作家さんにお願いし手に入れました。その場でこう削ると美しい表情が出るというアドバイスをいただきました。曲がった木を大工さんが見事に加工して取り付けてくれました。壁面は、自然素材の塗り材料を金コテ仕上げです。

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