一軒家の住宅地の中で、空いている狭い敷地を有効利用した設備会社のオフィスビルです。一階がガレージで2階は、ミーテングルーム、3階は、ワークスペースになっていてショールームやアトリエといった感性の高いニュートラルな空間を目指しています。

 

鉄骨造のステージに木造モノコック構造を乗せたために開口部が自由に設けられ真ん中に柱が入らなく外観と内部のデザインの自由度が増しています。
美しく釣り合っている 力の流れを視覚化し構造自体を意匠に取り上げました。構造体にカーテンウォールや棚が取り付けられています。
都市の狭い土地の有効利用を考えた「C-ステージ」のプロトタイプです。「C-ステージ」は、「CELL」と同時期に考えた規格化商業建築です。

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V字の構造体や天井材を張らずに梁を碁盤目に配置してそのマスに照明器具が組み込まれています。棚は、集成材で木質の構造体に無機質な外壁が囲っています。

お客様が、設備会社であることともともと感性が高い方だったため逆に提案され設備機器類やインテリア用品は全て選ばれました。

会社のロゴがプリントされた扉

光の点滅が調整できる光階段

自動水栓


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梁の上に照明機器を付けて碁盤目模様の間接光にしています。床は、一部グレーチング張として夏は、冷たい空気が下に落ちるように、冬は暖かい空気が上に上がるように2台の空調機で効率よく運転することと、階下に光を落とします。


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最初のプレゼンテーションで示した案です。構造体は、V字型でなく斜めの柱が交錯する形で構造体に添い壁面が付いています。


 

木材について、お客様と今回採用される地元杉の燻煙乾燥材の製材所に行き、燻煙乾燥についてレクチャーを受けました。建て方は、シンプルな補強金具にボルト締だけで難しい刻みなしでコストダウンに貢献しています。

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