4×4プロジェクト作品集02

 木材を使うことは温暖化対策になり、日本の文化を考えると必然的な素材だと思います。木材で平明で広い空間を作ることの可能性を4×4プロジェクトに求め考えました。


森の学校

4寸角の燻煙乾燥間伐材を組み合わせた多目的のドーム施設です。森の恵みや環境を考えるきっかけを楽しみながら学習するプログラムが組まれています。ドーム部分は6角形のピースを組み上げ半球を実現します。ドーム内は、様々な形態で機能を持ったステージがランダムに配置して人々の交流が交差します。

T社本社社屋

木材会社の本社社屋の計画です。4寸角の燻煙乾燥間伐材を立体トラスに組んだ構造体をずらしながら平行に並べ2階の床を自社製品の集成材の床でつなぎダブルスキンの膜構造の屋根を被せました。隅々まで視線が通る開放感のある室内で、明るくてビオトープに囲まれた職場空間を提供します。

M研究所計画

有名な博物学者の業績を讃え研究や発表展示を行う施設です。4寸角の燻煙乾燥間伐材を立体トラスに組み半透明な室内空間を提供します。貴重な資料は、鉄筋コンクリート造の円筒形の構造体に収納され建物の中央に浮かんでいます。

Y邸別荘

山林の中に建つ別荘の計画です。4寸角の燻煙乾燥間伐材を組み高低差の違う2段のデッキを浮かべ住居部は、角材を密着させ屋根、壁にしてシンプルなオール木質の断熱性のある建物です。

100年の家

可動式の4寸角の燻煙乾燥間伐材の柱に集成材で組んだ大屋根を乗せ家族の変化と共に柱を移動して100年使うことのできる住居の計画です。

屋根のない家

4寸角の燻煙乾燥間伐材を組み膜構造の屋根を葺き硬い屋根や庇に代わる変化に富む採光を採り入れる住宅です。壁も全面格子に囲われ風と光の調整を行います。

I邸(平家)

大小の中庭が3箇所ある平屋建てで4寸角の燻煙乾燥間伐材を密着させ屋根、壁にしてオール木質の断熱性を高かめた住宅です。

I邸02

上記の住宅の別案で、南側の採光と風を積極的に取り入れ気持ちのいいプライバシーの高い中庭を作る案です。
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